最近出会い系で会った美人の画像

  • ハッピーメール【18禁】

「触手」タグの記事一覧

化け狸と少女の尻尾 その1

周囲を岩壁に包まれた洞窟の中に1人の少女がいた。 どういった原理か岩壁が放つほのかな光に照らされた少女は巫女装束に身を包んでいる。 薄く汗を浮かべ、頬をわずかに上気させながら少女が視線を向ける先には、小柄な少女の倍はあろうかという大狸がいた。 実際の狸というよりは信楽焼きの置物に近いずんぐりとした体型のその化け狸こそが、今回その巫女装束の少女――日和に与えられた任務の標的だった。 人間の言

永劫の宴

私の名は『少尉』とでもしておこう。 私は某国政府の一機関である研究所に所属するメンバーの一人である。 ―あんなことが起こるまでは。 事件の発端となったモノは地下数千メートルにある先カンブリア紀(太古代)の物と測定される地層より発掘された。 『肉塊』-それはそう呼ぶのがもっともふさわしい外見をしており、全長約1メートル。一目見ただけなら巨大なナマコのようにも思える。 表面は生肉のような

触手型パーソナルコンピューター

カタカタカタカタ 目の前のモニターを注視しながら、キーボードを叩き続ける女性達。 その中でたくさんのファイルが積み上げられた席に座り、 時折眼鏡の位置を直しながら、もくもくとキーボードを叩き続ける女性がいた。 彼女の名前は大里皐月(おおさとさつき) 世界でもトップクラスのKonyグループの電化製品会社Kony電気の第4企画室の副室長だ。 1名を除き女性で構成されている第4企画室はK

こんな俺でも

「悪戯……だよなぁ……」 俺は手に持った1枚の紙を、夕日にかざすようにして目の前に持ち上げた。 飾り気のない白い便箋。 今朝、いつものようにギリギリの時刻に登校した俺は、自分の下駄箱でこれを発見した。 そこに書かれているのはたった一文。 「『放課後、屋上に来てください』、か……」 差出人の名前はなく、印刷された文字からは書き手の性別を推測することもできない。 とりあえず友人の中でこん

敗北

締めつける、と云う感覚ではなかったもののその怪物の触手はしっかりと四肢を掴みびくともしなかった。 「…くそぅ…」 己に腹が立ち、らしくもない悪態が口をつく。 シュリン…… 何かを引きずる音に顔を上げると、眼前に大剣の切っ先が突き付けられていた。 この怪物を屠る為に携えてきた己のものである。 だが、普段頼りにしているその美しい刃は今自身に向けられているのだ。 「ち…っ」 殺られる。そ
サブコンテンツ