触淫の夜
「ん・・・んっ・・」
月明かりの差し込むベッドの上で、冨美は身をよじった。
右手はさっきからとがり始めた乳首をつまんでは転がしている。
何度も何度もつまんでいるうちに次第にそこは赤みを帯びてむずがゆいような、もっと苛めたいような微妙な感覚が波のように繰り返し押し寄せてくる。
だんだんと冨美の下半身も温かみが増してきて、左右の足をこすり合わせるような動きが加わる。
「ふうっ・・んっんんっ・・」
はやく手を下に下ろしてソコを・・と求める気持ちを、自分自身でじらすように、今度は両手で胸を覆い、もみしだくように動かす。
もう乳首は充分に鋭くとがって、わずかな刺激にもじーんとした快感をもたらすようになっている。
冨美の乳房はたっぷりとした量感をたたえ、彼女が身を震わせるたびに揺れ動いてさらに快感を増していた。
じわっと熱い露が湧いたのを冨美は感じた。
「あっ・・あぅっ・」
彼女はこの瞬間がとても好きだった。
今日もその時が訪れたのを感じ、腰を震わせて少し浮かせ、揺らすようにして楽しんだ。
まだ男との経験はないが、きっとこういう風にするんだろうと想像するままに、腰をいやらしくうねらせる。
すると、最初の露に導かれるように次々と熱い液が身体の奥から湧き出してきて、冨美の奥底の扉にたっぷりと溜まってくるのがはっきりと感じ取れるようになる。
「はあっ・・あっ・あっ・・ああっ」
両手を広げて乳首にわずかにかする位置にして手のひらで乳首をなぶる。
もう痛いくらいにとがったそれは揺れ動きながらさらに強い刺激を求め、わざと軽くしか触れない手のひらに吸い付くように上下している。
もう我慢できない・・・
冨美は右手をゆっくりと伸ばし始めた。
びくっと腰が跳ねて、興奮を抑えきれない自分に少し哀れみを感じてしまった。
身体は充分その時を受け入れられるほど発達していても、恋人もいない冨美にはなかなかその時はこなかった。
奥手で恥ずかしがりの高校生には今時の軽い交際はストレート過ぎて考えられなかった。
自分で自分を・・など、おぞましいと思ったこともあるが、月に何度かはついこんな恥ずかしい事をしてしまうのを我慢できない
白い腹部を滑っていく指がショーツの下にもぐりこんだ。
茂みを進むと、思わず太ももをこすり合わせて、形だけ指を拒むようなポーズを取ってしまう。
独りでいつも楽しんでいるうち、こんな独り芝居じみた滑稽な仕草まで身についてしまった。
しかし、今の冨美にはそんな自分を笑う余裕は全くない。
全神経は指先と、それを待ち受ける濡れそぼった部分に集中していた。
窓の外でかすかな物音がしたように思ったがじわじわと目標へ指を進めるのに夢中な冨美は固く目をつぶった。
指は、固く閉じた腿を下り、両足にはさまれた状態で止まった。
「はあっ・・あっああっ・・」
息遣いが荒くなり、乳房の揺れが激しくなる。
手をはさんだまま、腰を震わせてしばらく逡巡していた冨美が、腰を落とし、足の力を少し抜いてわずかに開いた。
冨美の熱い部分はもう濡れに濡れて、後ろの方までぐっしょりと露にまみれている。
期待に震える指が、ついにそこへたどり着いた。
が、まだ触れるか触れないかの位置で自分を焦らしている。
焦らせるだけ焦らすことで、独りで得る快感を最大限に増幅させる癖がついているのだ。
指には、濡れた入り口の熱が離れていても伝わってくる。
たっぷりと潤い、熱い唇を開いて、触れられ、もてあそばれる事を待ち受けているのだ。
「あっ、はやく、はやくう・・」
腰をみだらに振って、ねだる。
腰を振る事によって、さらに熱いほとばしりが増して、身体全身がカッとほてってくる。
左手で、細かく揺れる乳首を思いっきりつまみあげた。
「はっ!はあああっ!ああんっ!」
濡れた入り口にいつまでたっても触れてもらえない焦れったさと、思いがけない所からの快感に冨美は悶えまくる。
カラカラに乾いた唇をなめて、ついに冨美は指を進めた。
割れ目に沿うように上から指を押し付けると、指全体にねっとりとした液がからみつき、その場所の尋常ではない濡れ加減に冨美はなんともいいようのない満足感を覚えた。
自分で慰めると言っても、冨美はまだその中深くまで指を進めたことはなかった。
小さな突起を苛め、溢れ出た熱いジュースでそこ全体がぐっしょりと濡れているのを感じることで軽く達した感覚を味わっているだけだった。
周りに溢れ出ているぬるぬるした液を冨美はゆっくりと太ももや茂みに塗り広げた。
指の刺激で、時々どぷっと新たなジュースが湧き出ている。
指をそこに少し沈めると、熱い唇がくわえ込むように指が引き入れられる。
自分の恥ずかしい部分がそんなにも相手を欲しがっている事に、戸惑いながらも、何ともいえない興奮を覚える。
「ああっ、こんなに・・熱くて濡れてる・・」
こんな時、自分の細い指ではなくて、もっと力強い、たくましい何かがそこを埋めてくれたら・・と、いつも願って身悶えるのだ。
しかし、今日もいつものように、とがってきていた突起を指でとらえて刺激を与え始めた。
この蜜のあふれる狭い通路に太く熱い何かをくわえることができたらどんな快感が湧き起こるのだろうと想像しながら。
その時、ベッドの足元で何か床をこするような音がした。
そういえば、さっき外でも何か音が聞こえた・・と冨美は思い出した。
少し風が吹き込んでいるような気もする・・
そこで初めて、ベランダへ出る戸が少し開いて、風が入り、カーテンが揺れている事に冨美は気づいた。
ベランダ伝いに部屋の中へ何かが入り込んだような小さな音である。
全身が水をかけられたように恐怖にこわばり、はだけていた毛布を顎まで引き上げて冨美はベッドのヘッドレストに身をもたせた。
大きく目を見開いて音の正体を見極めようとするが、月を雲が横切って、部屋は暗闇に包まれている。
戸の開き方はごくわずかで、人間が入り込んだようなスペースではない。
じゃあ、一体何なの・・
身を縮めて、小さな音が近づくのを冨美は聞いた。
今日は家族は出払っていて、この家には自分しかいない。
音も小さいし、多分なんか小さい動物でも入ったんじゃ・・いざとなったらこの枕で振り払って、ドアから飛び出れば、命に別状はないと思う・・大丈夫・・無理な希望的観測でパニックを切り抜けようと、冨美は努力した。
ふいに、ベッドの上の毛布を横切って、ロープ状の物が冨美の足首に巻きついた。
「き、きゃあっっ!!」
反射的に飛び上がりそうになったが、それに足をとられてヘッドレストに背中を打ちつけただけだった。
その隙にもう一本の足にも、反対側から出てきたロープが巻きつきいやおうなしに冨美の下半身はベッドに固定されてしまった。
懸命に後ずさろうとするが、全く足が動かない。
巻きついたものはゴムのような、弾力のある固さで、少し温度を持っているようで生暖かい。
振り向きざまにヘッドレストにつかまって、足を振りほどこうとすると、さらにロープの本数が増えて、腰と首にも巻きつかれてしまった。
「うっ!うああっっ!」
正体の分からないロープにがんじがらめにされ、恐怖で声がうまく出ない。
巻きついたロープは冨美の身体をベッドに押し付けて、もがこうとあばれようとびくともしない。
その時、別のロープが冨美のTシャツのすそから中へ入り込んできた。
「きゃあっっ、いやあっ!」
冨美はロープをつかんで、引き剥がそうとした。
よく見るとそれは薄い茶色をしていて、思ったよりも滑らかな手触りである。
おぞましさに鳥肌をたてながら引っ張ったが、全く動かせるような様子ではなく、ロープはTシャツの中でくねりながらうごめいている。
な、なんか植物、食虫植物みたいな、動く植物なんだ、昆虫を食べたくて探してるんだ、大人しくしてたらここには虫なんかいないことに気づいてどっかに行くんじゃないの・・冨美は触手と格闘しながら気休めを考えた。
この力にはとても太刀打ちできない、両足は全く動かせないように拘束されてしまっているのだ。
抵抗しても無駄な事を冨美は悟っていた。
冨美の震えて声を出せない唇に、一本の触手が近づいた。
触手の太さはテニスラケット位で、先は丸みを帯びて小さな穴がたくさんあいていて、見ていると少しずつ粘液のようなものがにじみ出始めている。
それは次第に量をふやして、触手の先に集まり、冨美の目の前でとろーっと滴り落ちた。
糸を引いて垂れる様子はかなり粘性が高い事を表していた。
ベッドから頭を持ち上げるような体勢のその触手は冨美の顎の下に頭をこすりつける。
両手で引き離そうとしてもお構いなしに粘液をこすりつけられ、甘いような、少し刺激臭のある匂いをかがされた。
頬の横から触手が口の中に滑り込んだ時には、冨美の嗅覚は粘液の匂いに既になじんでいた。
得体の知れない植物に先ほどまで脅えていたのに、なぜか粘液に顔を汚されてから抵抗する気力が全くと言ってよいほどなくなっている。
冨美は口の中に入り込んだ触手の、弾力のある先端に舌をからめ、そのわずかに割れた部分から粘液を吸い出すように口をすぼめた。
キスしたこともない冨美だったが、ほとんど本能的な動きで口にいわば挿入された触手をしゃぶっていた。
Tシャツに入り込んで這いまわっていた触手はたっぷりとした冨美の乳房をなぶるように下から上、上から下に押し上げ、押し下げてなまめかしく動き始めた。
「あん、あっ、ああっ・・」
先ほどまで、自分で自分を慰めていたのに、こうして何かわからないものに恥ずかしいなぶられ方を・・・
そう思うだけで、さっき自分でしていた続きのように太ももの間がじゅん、と熱くうずく。
口に触手をくわえ込んでしゃぶりながら、冨美は自分がもう何の抵抗もなしに触手に身を委ねている事を思い知った。
足に絡んでいた触手も、少しずつ位置を変えて這い上がっているような気がする。
ああっ、あんなに濡れてるのに・・なぜか触手にそれを知られるのが恥ずかしい冨美であった。
肘から下で体を支え、口の中で触手をなぶり、両乳房はあやしく触手にまとわりつかれて、下半身ももうすぐ触手に・・・
想像するだけで太ももが震え、そこへ触手がどんどん上がってくる。
自分の指なんかよりずっと太くて、ねっとりと粘液にまぶされたコレがもし・・と思うと、カッと頭に血が上ってくる。
もはや恐怖よりも欲望の方がまさってきてしまったようだ。
「へ、変態・・こんな人でもないものとなんて想像したりして・・」
自分で自分を戒めるが、早くそこへ太いものを導きたくて半ば狂ったような精神状態になっている。
乳房をいたぶる触手は、先端の割れ目を開いて、そこに乳首を挟み込むような動きを始めている。
まるで男にくわえられているようで、鋭い快感に冨美はのけぞった。
くわえた触手からの粘液はとめどなく溢れて、顎を伝って乳房にしたたっている。
冨美は身体を起こして、自らショーツの脇の紐をほどいた。
べっとりと糸を引いて、ショーツのクロッチ部分が冨美の肌から離れた。
自分でしていた時よりもずっと大量の熱い蜜で冨美の奥底は満ちあふれている。
「ああっはやく、はやくここに・・」
恥ずかしさも忘れて冨美は願った。
一本の触手が足首からほどけて、先端が探るようにその部分に近づいてくる。
口の中の触手を吸い上げながら冨美はそれを期待に満ちた目で見ている。
触手の柔らかい先端が冨美の熱い花びらに密着した。
あっああんっ、ああああっっ!!
初めて自分以外のものにそこを触れられ、冨美は思いっきりのけぞった。
き、気持ちいい!!自分でするのと全然違う!は、はやく、もっと奥にっ!
ぷっ・・
熱く潤ったそこにあてがわれた触手の先端は小さな音を立てて少しだけ入り口にもぐった。
「あっあああ・・」
冨美の腰は期待におののいて震えた。
内股が筋を浮き上がらせてひくつく。
触手をさらに奥へ導こうとどっと露があふれ出してくる。
なかなか進んでこない触手を迎えるように、腰が自然に前へ進んで・・両足を大きく触手の前に広げて・・
ぬっちゃ・・
粘液にまみれた冨美の入り口はいやらしい音を立てて触手にすべてをさらけ出した。
ずっ、ずずず・・ずぷっ・・
わずかに触手が前へ進んで、それを食い入るように見ていた冨美は大きく顔をのけぞらせた。
「あっ、はあっっ・・」
その時、口の中の触手と胸にいた触手が協調した動きで冨美の身体を起こした。
M字に足を開いて触手を受け入れたまま冨美の上半身は起きてきて、ベッドの上に膝立ちになった。
秘所に入り込んだ触手も今は垂直方向に立ち上がって冨美の足の間に挟まっている。
冨美はベッドに膝をついて身体を起こした体勢にさせられた。
白い肌に汗が流れ落ち、時おり乳房から滴る。
ひくひくと蠢く冨美の入り口は触手をくわえたままねばついた液を潤滑液として垂らし続けている。
そして冨美の腰は、自分でも意識しないまま、前後にグラインドを始め、割れ目にまんべんなく触手をこすりつけるような動きをしている。
ぬちゃっ、ぬっ、ぬっ、ぬちゃっぬちゃっ、
「あっ、ああっ、はあっ、ああんんっ、はっ、んんっ、」
背中に軽いウェーブのかかった冨美の髪が揺れ、腰はますます隠微な動きで触手をむさぼりつくす。
「はあんっっ!!」
ひときわ高い声で冨美があえいだ瞬間、
それまでじっとしていた触手が冨美の中に激しく突き刺さった。
冨美がもっと深く入れたくなって腰を沈めたのと、触手がさらに冨美の中めがけて深く入ったのと同時だった。
ぬっぷうっっ!
思いっきり深く冨美の中に触手が飲み込まれ、冨美の尻の肉が激しく引き締まってぴくぴくと痙攣した。
乳房が汗を飛び散らせてたぷんっと揺れ、冨美はベッドに手をついてあえいだ。
「あっああっ、奥に、奥にアレが入ってる、入ってきてるぅ・・ああっ、いいっ、すごいっ、中で動いてるっ、・・」
初めて自分の中に太いものを埋め込まれ、思い切り奥深くまで差し込まれて、冨美の中で何かがはじけた。
手で体重を支えた冨美は、何の躊躇もなく腰を激しく振り始めた。
先ほどより太さを増してきた触手をくわえて、白い尻を上下させて快感をむさぼっている。
「んっ、んっっ、んっああっっ!」
後ろから見ると、ベッドから30センチくらい立ち上がった触手に冨美の尻の割れ目がかぶさり、下から上へ、上から下へ、太い触手の幹へべっとりと露をまぶしながら恥ずかしげもなく往復を繰り返している。
ベッドが激しくきしむ。
口の中の触手はいつの間にか吐き出してしまい、開いたままの唇から涎が糸を引いている。
時おり尻がぴたりと動きを止めて、触手の先端だけをくわえた位置で膣の入り口をなぶるように前後に腰をゆするだけの動きに変わる。
そして、充分に焦らされて待ちきれなくなって、どっとあふれてきたジュースがぼたりと触手の幹に垂れ落ちてきた頃合を見計らって、
ぶつっっ!
ひどく淫猥な音を立てて冨美の尻が、その奥の唇が、はちきれそうに膨らんだ触手を飲み込む。
「うっ、うああっっ!・・」
尻の肉が激しく引き締まりを繰り返し、ベッドについた手をぶるぶると震わせ、身体の奥底にくわえ込んだ異物を膣内の襞一枚一枚で味わい尽くす。
膝に力を入れなおして膝立ちになり、胸をそらせるような姿勢をとると、触手にくわえられ、なめ回されている乳頭がぶるぶると震えて、与えられている快感が一段と高まってくる。
激しく昂ぶってきて腰を落としそうになるのをこらえて、冨美は両手を陰部に伸ばした。
大きく足を広げて、触手をくわえ込んだ自分のそこを探る。
「ああっ、はっ・・はあっ・・・」
鼓動が激しくなり、震える手で触手の突き刺さっている快楽の穴をなぞる。
そこは熱い女の快感汁でぬっとりとまんべんなく濡らされ、触手の粘液と混じり合って太ももの内側までべとべとが広がっている。
触手の入り込んだ入り口を探ると、自分の下の口がはしたなく大きく口を広げて、ずっぽりと異物を飲み込み、早く次のストロークを待ちかねているのがわかる。
膣の半分の深さまで触手を挿入されたまま、冨美はゆっくりと腰をゆすった。
回転するように腰を回し、頭はいやらしさに埋め尽くされて・・
「ああ・・もっと・・もっとぉ・・」
そして、両手を自分の膣から伸びている触手の胴に絡ませ、ゆっくりとしごいた。
触手の胴は糸を引く粘液で濡れ、新たに垂れ落ちてくるジュースが冨美の手にねっとりとからんでくる。
腰の回転が速くなり、少しずつ上下の動きも加わってくる。
「あっ、ああっ、いいっ、食べてるっ、私のあそこがたべてるのおっ、はあっ、ああんっ、おいしいぃ、おいしいっ、あっ!」
そして、自分のいやらしい言葉にさらに頭を充血させ、食べ物のように触手を下の口に与えては引き抜き、くわえては膣を引き締めて咀嚼を繰り返す。
触手の胴から手を離して、自分の入り口の両側に指をあてがい、入り口の皮ごしに触手を締め付けたり触手の角度を変えたり、自由自在に恥ずかしい穴を苛む。
つい先ほどまで男も知らず、控えめな自慰で満足していた自分とは思えない痴態。
欲望のままにいやらしい台詞をあえぎながら口にする自分、辱められている穴に全神経を集中してあられもなく腰を振る自分、少しでも多くの快感を得ようと、考えられないほど物欲しそうに触手の入り込んだ穴のまわりを探りまわす自分・・
さっきから冨美は達しつづけていた。
頭が朦朧としてきて、「あっ、あっ、あっ、あっ・・」
と、短くあえぎながら上下のストロークを繰り返していたが、突然、大きい上への動きで
じゅぽっっ!
と音を立てて触手が膣穴から抜けて、冨美はベッドに突っ伏してしまった。
「あっ・・」
頬が赤く染まり、乱れた髪の毛が顔にかぶさって張り付いている。
閉じたまつげが細かく震える。
触手の抜けてしまった濡れた入り口は、透明な粘液で覆われ、まだ中から新しく熱い潤いが湧いてきている。
やがて、上から何本かの触手が背中に乗り、冨美の上体をベッドに押し付けるようにしてきた。
うつ伏せに倒れた冨美の開いた両足の間に先ほどまで冨美の膣穴をむさぼっていた触手が近づく。
冨美の身体内部の熱と、女の熱い汁で、充分温められた様子で、先端付近に開いたたくさんの穴から分泌液がとめどなくにじみ出ている。
触手は汗で濡れた冨美の尻のちょうど中央に粘液で濡れた頭を乗せた。
べっとりとした液が冨美の尻の割れ目になすりつけられる。
「あっ?・・」
冨美は頭を上げて尻のほうに目をやった。
触手は角度をつけて、尻の割れ目の上からゆっくりと肛門の上を通過して、先ほどまで苛んでいた冨美の膣穴までなぞる。
ぬっぷう・・ぬちゃ・・・
「ふっ、ふううんっ・・はあっ、ああ・・」
冨美は尻をすぼめて、熱い粘液が触手の頭から出されて自分の両足の間に塗りつけられるのを感じた。
ベランダへのドアのサッシに、自分の姿が映っている。
Tシャツははだけ、もぐり込んだ触手をたっぷりと熟れた乳房が押しつぶしている。
そして裸の尻には太い触手が粘液を分泌しながら往復を繰り返し、頭の先で冨美と触手の出す液を混ぜ合わせている。
「なんていやらしいの、私・・」
次第に熱い昂ぶりが起きてきて、冨美は徐々に腰を高く上げ始めた。
両足ははしたなく開ききって、頭を下げ、腰を後ろに突き出し、思い切り尻穴が上に向くように・・
ひとりで自分を慰めていた時は、こんな姿勢をとると思わず腰が震えてきて、熱いほとばしりが身体の奥底から勢いよくあふれてきていたものだ。
しかし、そんな姿勢で指を這わせるのは中途半端で、しかもいかにも恥ずかしすぎて、すぐに腰を下に下ろしてしまった。
けれど今・・高く上げた尻にはねっとりと温かく、弾力を持った触手の頭が、熱い汁を塗りつけていて・・・
冨美はぶるっと尻を震わせて頭をベッドにこすりつけた。
「ああ・・ほしい・・はやく・・ああ・・太いのを・・熱いぃ・・あっ、あつい・・お汁があついのおぉ・・奥まで熱いのがほしいの・・」
往復を続けて冨美の女の溝を粘液まみれにしていた触手が再び冨美の入り口に頭をつけた。
期待に震える冨美の尻は我知らずその頭に近づき、充分に潤ってほどけた入り口が熱い液を垂らしながら口をあけて、触手の頭を飲み込もうとうごめいた。
ぶっっ!
いきなり触手がすばやい動きで冨美の入り口に頭を差し込んだ。
「あっ!!んんんっっ!はあっん、あっ!!」
突然の荒々しい挿入に、冨美のうめきには喜びが満ち溢れていた。
もっと、もっともっと激しく、めちゃくちゃに犯されたい・・
「ああっ、あっ、あっ、き、きもちいいっっ!!奥に、奥にずぽっと入ったのっ!後ろから入ってるっ、いいっ、きもちいい・・ああん・・濡れてる、わたし、濡れてるのっ!たくさん入れられてすごく濡れてる、太いのがはいってる・・出たり入ったりしてるっ、ああっっ!」
触手の角度が、最初の挿入とはかなり違っていて、冨美の膣の最奥にまで差し込まれている。
そしてかなり速いピストン運動によって冨美の秘密の壷は快楽の坩堝と化して、とめどない欲望の汁を湧きあがらせていた。
冨美は本能的に乳頭をベッドのシーツにこすりつけて、腰を触手のピストンに合わせてグラインドさせながら涎を落としていた。
「あっ、あっ、あああああっっっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ベッドに差し込む柔らかな朝日に、冨美は目覚めた。
「あっ・・昨日私・・いつの間に寝ちゃったんだろう・・」
激しすぎる快感に気を失ったのだろうか・・?しかし、脱ぎ捨てたはずのショーツは身につけているし、ベランダへの戸もちゃんと閉まっている。
?????冨美はシャワーを浴びに階段を下りていった。
ベッドの下の、小さな緑色の種のような物にも気づかずに・・完